業務用大根おろしのパイオニア粉川(コガワ)では、大根歴史や基礎知識をご紹介。日本全国たくさんの種類の大根がございます。

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大根の歴史

大根の基礎知識knowledge

大根の基礎知識

大根は、キャベツやカブと同じ「アブラナ科」の野菜です。
地中海沿岸、中央アジア、中国などで広く栽培されています。
コガワでは、北海道・千葉・青森が、3大産地で、おろし大根も、千葉・青森の農場で生産された大根を使っています。

品種改良により、スーパーでは、1年を通して目にする大根ですが、本来の旬は晩秋から冬。11~2月頃に収穫される大根は、みずみずしく甘みがあります。
一方、春から夏に出回る大根は、こぶりで辛みが強いのが特徴です。

また、大根は部位によって、味が変わります。
葉の下にあたる上部は、水気があり甘みが強く、先端部分は身がつまって辛みがあります。
時期や部位に合わせて、大根おろしや、ふろふき大根、漬物など、最適な食べ方で、大根のおいしさを味わってください。

大根には、でんぷんの消化酵素のジアスターゼが多く含まれ、生で食べることで消化を助け、整腸作用があります。
また葉の部分は、根よりも豊富なビタミンCに、根には含まれないビタミンA、B1、B2、カルシウム、鉄分など、捨てるのはもったいない栄養の宝庫です。

大根の歴史history

大根の歴史

大根は、紀元前2000~3000年頃には、エジプトで、ピラミッドを建設する労働者が食べていたという記録が残っています。

日本には、弥生時代には、中国から伝わっていたようです。
最古の歴史書「古事記」には、仁徳天皇の歌に、女性の腕が「大根根白の白腕」と例えられています。

栽培が本格化したのは、江戸時代で、桜島大根や練馬大根、青首大根の原種である宮重大根など、160種以上の大根が各地で栽培されていました。

大根は、平安時代から「天然の腹薬」と言われ、古来より多くの日本人の消化を助け、ときにはコメを補う準主食として、また干して保存食として、さまざまなかたちで食され、重宝されてきたのです。

栽培の広がり・種類type

大根は、栽培する土壌の性質に、形状が大きな影響を受ける作物です。
世界一の大きさを誇る、桜島大根は、小石を含んだ火山灰土によって育まれます。木曽川流域のやわらかい砂状の土で育つ守口大根は、直径2、3cm、長さは120cmから180cmを超えるものまである、細長い大根となります。
このように、その土地の土壌に適応し、変容を遂げてきた大根は、各地でその土地特有の地大根を生み出してきました。

現在では、1970年代に病気に強い品種として開発された、青首大根が、市場の9割以上を占めています。
青首大根は、名古屋原産で、病気に強く、育てやすい、太さが均一で流通にも好都合ということで全国各地に栽培が広がったのです。

01青首大根

青首大根

首の部分が緑色のため青首といわれる。全国的に年間を通して栽培される。みずみずしく甘みがあり、大根おろし、おでんや煮物、漬物、切り干しなど、幅広く利用できる。

02聖護院大根

聖護院大根

丸い形が特徴で、京都の伝統野菜になっている。肉質が緻密で、サラダなど生で食べても、千枚漬けなど漬物にしても美味しい。やわらかく煮くずれしにくいため煮物に最適。


03桜島大根

胴回りが太く、重さが6kgから大きいもので30kgにもなる、世界一といわれる巨大大根。味が染みやすく煮くずれしにくいため、おでん、ふろふき大根などに適している。

04練馬大根

白首で長さが70~100cmにおよぶ、練馬の伝統野菜。ベースとなる品種は、たくあん用の練馬細尻大根と、煮食用の練馬秋づまり大根。


ちょっと豆知識

なぜ練馬で大根?

東京都練馬区。これといったランドマークもなく、“練馬”と言って思い浮かぶのは、練馬大根ではないでしょうか?

実際、大通りを一本入れば至る所に大根畑が見られます。

ここで、なぜ練馬で大根なのか?の豆知識を。

練馬大根の起源は江戸時代にさかのぼります。
五代将軍、徳川綱吉の時代、ビタミン不足により脚気(かっけ)が流行しました。そこで将軍様は野菜を作るように働きかけ、尾張から種を取り寄せ、百姓、大木金兵衛に大根の栽培と献上を命じ作らせたとか…、はたまた、上練馬村の百姓、又六に作らせたとか…、という話が伝えられています。

江戸の発展から東京となり、大根栽培に適した練馬の土壌や、多量消費地の東京(江戸)に近いなどの理由から、大量の大根が生産されるようになったとされます。練馬大根の沢庵漬けは、特産品として全国的に有名になりました。

ちなみに、練馬大根の代表的な品種は2つ。沢庵漬けに適した‘練馬細尻大根’、煮付け用の‘練馬秋づまり大根’。

上の写真は西武線高架下に広がっている大根畑ですが、葉も青々と、順調に育っています。

初霜の前、今月の下旬ころには収穫でしょうか。